ドバイ ガンダムをレビューします。
今回レビューするガンプラHG 1/144 RX-78-2 ガンダム[2020年ドバイ国際博覧会 日本館PR アンバサダー]は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されている「2020年ドバイ国際博覧会」の日本館PRアンバサダーに選ばれた「ガンダム」をHGシリーズにしたものです。
日本館PRアンバサダー仕様として、大河原邦男氏がデザインした赤と白のカラーリングがパーツ分割によって再現されています。
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)の色違いと思うところですが、赤と白の色分けを再現するために独自のパーツになっています。
その他、漢字の入ったマーキングなど付属しています。
パッケージは赤い箔押しの特別感あるデザインです。
2020年ドバイ国際博覧会の日本館のイメージ「柔らかな日本の形」「麻葉の模様」をモチーフにしています。
説明書と大河原邦夫氏の特別インタビューや設定が掲載されたリーフレットが入っています。
・メカニックデザイナー大河原邦男氏によるアンバサダー仕様
・新規金型によって赤と白のカラーリングを再現
・漢字を取り入れたマーキングが新鮮
■HG 1/144 RX-78-2 ガンダム [国際博覧会 日本館PRアンバサダー]
・2,420円(税10%込)
・2021年10月1日発売
ガンダム ドバイ レビュー
HG 1/144 RX-78-2 ガンダム [国際博覧会 日本館PRアンバサダー]は、基本HGUCリバイブガンダムと同じです。
各部を詳しく見ていくと、イメージカラーと白と赤のパーツは分割されていたり、ヒジやヒザのパーツのつくりが違ったりと新規金型で再現されています。
ツインアイのシールは黄色と黒の通常タイプと、クリアパーツを生かしたシールが用意されています。
今回、クリアパーツを生かした方で組んでみました。
ビームサーベルの持ち手部分の赤色も別パーツとなっています。
クリアパーツを生かすパターンのシールは、クリアパーツの下にシルバーのシールを貼り、その上にクリアパーツを取り付けます。
白と赤の大まかな色分けは、パーツの分割ですが白いラインはシールで補うことになります。
白と赤のカラーリングも新鮮ですが、漢字の入ったマーキングシールもいい感じに日本らしさを表現しています。
腕のパールもこんな感じに分割されて色分けしています。
ガンダム ドバイ レビュー/HGUCガンダム(リバイブ版)比較
2015年に発売された「HGUC1/144 RX-78-2 ガンダム(リバイブ版)」並べて詳しく見てみました。
基本のプロポーションは同じでビーム・ライフルも同じですが、ドバイガンダムには「ハイパー・バズーカ」は付属しないです。
シールドもデザインは同じですが、持ち手以外に腕に通すパーツが追加されしっかり保持できるようになっています。
パーツを分割するのにシールドを取り付ける穴が邪魔になったのでしょう。
ヒジのマルイチモールド部分は、リバイブ版は別パーツでしたがドバイガンダムは一体となっています。
股間部分の赤色パーツが分割されています。
その他、ヒザ部分もパーツ分割で色分けされています。
ドバイガンダムは新たにふくらはぎのところにバーニアが造形されました。
ガンダム ドバイ レビュー /武装・付属品
主な武装や付属品は、
- ビーム・ライフル
- ビーム・サーベル×2
- ハンドパーツ、握り拳左右、武器持ち用右、武器持ち手左右、平手左右、開き手左右
- シールド
ハイパー・バズーカはついていないです。
ビーム・ライフルはリバイブ版とデザイン・構造も同じものです。
フォアグリップが可動して両手で構えることもできます。
シールドは持ち手のところに腕を通すジョイントパーツが追加されています。
グリップと腕に取り付けて、しっかり固定されます。
ジョイントパーツを使ってシールドをランドセルにつけます。
ガンダムはやっぱり背中にシールドです。
ドバイガンダム(日本館PRアンバサダー)は手首パーツが豊富で、中でもビーム・サーベルを斜に持てる手首が「おお!」となります。
この手首パーツのおかげで、切りかかるポーズや突きのポーズの幅が広がります。
こんな感じにサーベルを下に向けて持たせるのも違和感なくできます。
これから発売されるキットにも採用されていくといいですな。
武装用手首の新バージョンの他にも、平手の新バージョンもあります。
通常の平手に比べ指に動きがあり指の角度が違います。
親指が別パーツになっています。
この手首だとビーム・サーベルを手にかけるポーズが、よりそれらしくなります。
ガンダム ドバイ レビュー/フロント・サイド・リアビュー
ドバイ国際博覧会 (Expo 2020 Dubai)アラブ首長国連邦のドバイで行われ、「心を繋いで、未来を創る」がテーマとなっています。
当初は2020年10月20日から2021年4月10日まででしたが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、2021年10月1日から2022年3月31日まで開催期間を延長しています。
ドバイ国際博覧会(ドバイ万博)の日本館は、「Where ideas meet アイデアの出会い」をテーマに、地球的視野で「アイデアに出会い」を生む結節点となって、より良い世界に向けたアクションを生み出すことを目的としています。
PRアンバサダーにはガンダムの他に、関ジャニやポケモンなども選ばれています。
アンバサダーとは、「大使」や「使節」「代表」といった意味です。
日本語だと「親善大使」のような意味合いになります。
ドバイ万博の日本館では、「見立て」による日本らしい精巧な模型作品が展示されています。
その中にガンダムがガンプラとして展示されています。
【ドバイ万博の日本館PR動画】
1:18 辺りに会場で展示されるガンプラがすこしですが見ることができます。
ガンダム ドバイ レビュー/アクションポーズ
HG 1/144 RX-78-2 ガンダム [国際博覧会 日本館PRアンバサダー] 商品詳細・定価
2021年10月1日より、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにて「2020年ドバイ国際博覧会」が開催。
日本館のPRアンバサダーとして「ガンダム」が選出。
アニメーション作品における日本初のメカニックデザイナー、大河原邦男氏によりデザインされたドバイ国際博覧会日本館PRアンバサダー仕様の「ガンダム」をHGシリーズにて商品化。
意匠を施されたガンダムを新規金型にて1/144スケールのガンプラに集約。特別収録のリーフレットや限定フルカラーパッケージにてお届け
● 新規金型で再現
新規デザインのRX-78-2 ガンダムを新規金型で再現。形状や印象的な赤と白のカラーリングを、パーツ分割による色分けを実現。
良好なプロポーションと可動範囲を備え、組みやすさを実現した2015年発売の「HG 1/144 RX-78-2 ガンダム」の設計データを元に、色再現と組み立てやすさを両立し再構築。
印象的な腕部、腹部、フロントアーマー、腰部、脚部、ビーム・サーベル等のカラーリングをパーツ分割により成形色で再現。
腕部、脚部の白いラインは、シールとモールド加工にてディテールを表現。
ふくらはぎ部に追加されたバーニアを再現。
アクションシーンを演出する新規ハンドパーツが各種付属。
● オリジナルマーキングシールが付属
大河原邦男氏デザインの日本をイメージしたマーキングシールが付属
シールデザインには「漢字」を採用。日本らしさを演出。
● 特別収録 大河原邦男氏インタビュー 特製リーフレットが同梱
ドバイ国際博覧会日本館PRアンバサダー仕様の「ガンダム」に関する大河原邦男氏の特別インタビューを掲載した
特製リーフレットを同梱。
● 限定フルカラーパッケージでお届け
日本館のイメージである「柔らかな日本の形」と「麻の葉模様」をモチーフとした赤と白のコントラストが美しいパッケージデザイン。
フルカラー印刷に赤い箔押しの特別限定パッケージにてお届け。
付属武装 : ビーム・ライフル / ビーム・サーベル / シールド
定価 | 2,420円(税10%込) |
発売日 | 2021年10月01日 |
対象年齢 | 8才以上 |
ガンダム ドバイ レビューまとめ
・基本ガンダムもう少し目新しさがほしい
・武装はビーム・ライフルとビーム・サーベル
・特別限定品らしいパッケージ
・パーツ分割で色分けされたカラーリング
・豊富な手首パーツ
HG 1/144 RX-78-2 ガンダム [国際博覧会 日本館PRアンバサダー]は、メカニックデザイナー大河原邦夫氏のよってデザインされた特別カラーのRX-78-2 ガンダムです。
HGUC リバイブ版ガンダムの色違いかと思ってしまいますが、城と赤の個性的なカラーを色分けするために新規造形されているところもあります。
とくに手首パーツが豊富になっていて、他のキットにも採用してほしいところです。
パッケージも、国際博覧会仕様で豪華な感じで特別感があります。
それでも基本リバイブ版ガンダムなので、新鮮味は少し欠けるかもしれないです。
とはいえガンプラが、ドバイ万博で展示されアンバサダーとなっているのは、ガンプラ好きとしてはうれしく思います。