子どものころガンダムのアニメを観ていても「ジム」を特にカッコいいと思うことはなかったものです。
だけど、今になってみると「ジム」は他にはない魅力が多いと感じます。
連邦軍の量産モビルスーツのイメージが強いですが、そのバリエーションは豊富でガンプラにもたくさんの種類があります。
そこで、これからガンプラをつくっていくにあたって、ガンプラHGUCのジムのバリエーションをまとめてみました。
その中でも最初のつくってみたい、モデルも考えてみようと思います。
ジム RGM-79
発売日 | 2001年 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム (ファーストガンダム) |
ジムといえば機動戦士ガンダムに登場した初代ジム(RGMー79)HGUCナンバー20。
ガンプラHGUCでは2001年に発売されています。
最新のタイプに比べると、パーツ数も少なく合わせ目も目立ち、可動域も大きくはないのですが、アニメの劇中に近いプロポーションを再現しています。
量産モビルスーツでやられやくですが、シンプルなデザインはジムの魅力の1つでしょう。
ゲーム戦場の絆でも大変お世話になった機体です。
ジムキャノン(空間突撃仕様)
発売日 | 2018年 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム THE ORIGINのMSV |
ジム・キャノン(空間突撃仕様)はジム・キャノンを宇宙戦闘用に調節した機体です。
地上では肩のキャノン砲発射時に重量として必要だった脚部分の増加装甲を外して、バーニアスラスターをランドセルと脚部分に装備しています。
その装備によって、宇宙での姿勢制御能力・機動性がアップしています。
ジム系のスタンダードイメージな配色とカラーリングを成型色で再現しています。
このジムキャノン(空間突撃仕様)は、プレミアムバンダイにて販売されました。
ちなみに脚部分に増加装甲を装備したジム・キャノンRGC-80は、MGシリーズにラインナップしています。
ジム・スナイパーカスタム
発売日 | |
主な登場作品 | MSV・機動戦士Zガンダム |
HGジム・スナイパーカスタム(RGMー79SC)もプレミアムバンダイにて発売されました。
RGM-79ジムをベースに開発され、狙撃任務に多用されたことから「スナイパーカスタム」と呼ばれていますが、実際は熟練パイロット向けに少数清算された総合強化型モビルスーツで、性能はRXー78 ガンダムに匹敵します。
ガンプラHGでは頭部や脚部の特徴的なディテールを再現していて、グリーンとグレー主体のMSD版カラーパターンを成型色で再現されています。
ジム・クゥエル RGM-79Q
発売日 | 2017年1月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY |
HGUCナンバー74のジム・クゥエルは2017年1月に発売されています。
ジムのバリエーションの中でも、ティターンズカラーが施されているのが特徴です。
劇中では、「0083」のエピローグにわずかに登場するのみで、目立った活躍シーンはないです。
ジム・カスタム RGM-79N
発売日 | 2011年1月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY |
ジム・カスタムは「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」に登場するモビルスーツです。
ジムはやられ役のイメージですが、ジム・カスタムに関してはエースパイロット用の高性能機と設定されています。
機体カラーはジム系ですが、ガンダムに似たジムらしからぬデザインが特徴です。
ジム・スナイパーⅡ RGM-79SP
発売日 | 2012年9月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 |
ジム・スナイパーⅡはOVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場しています。
2012年9月に発売、HGUCナンバー146です。
精密射撃センサーと高倍率カメラを備えた軽兵式バイザーを装備していて、バイザーを下すことで頭部全体を冷却し、超長距離の狙撃を可能としています。
HGUCでも頭部バイザーが開閉でき、ジム・スナイパーⅡの特徴的な狙撃用ライフルも再現されています。
ジムⅡ RMS-179
発売日 | 2011年10月 |
主な登場作品 | 機動戦士Zガンダム |
ジムⅡは2011年10月に発売されています。
HGUCナンバーは131
Zガンダムに登場していたモビルスーツ、初代ガンダムに登場していた「ジム」の発展型で基本性能は向上しているけど、Zガンダムの時代では旧式にあたり「ジム」と同じくやられ役感が強いです。
陸戦型ジム RGM-79[G]
発売日 | 2017年1月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム外08MS小隊 |
HGUCナンバー202の陸戦型ジムは、2017年1月に発売されています。
OVA「08小隊」では、主にコジマ大隊の所属する第07小隊の配備機として登場しています。
HGUC陸戦型ジムは、100mmマシンガン、ロケットランチャー、ネットガンなど武装が豊富に付属しています。
ジム・コマンド RGM-79G
発売日 | 2004年5月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 |
ジム・コマンドは胴体色が黒色のタイプは、コロニー戦使用ともよばれます。
HGUCナンバーナンバー46番、発売されたのが2004年と古いモデルですが、ジムらしいシンプルなプロポーションになっています。
コロニー壁面を破損しないように、ビーム兵器ではなくブルパップマシンガン(90mmジムマシンガン)を装備しています。
ジム・コマンド RGM-79GS(宇宙仕様)
発売日 | 2004年10月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 |
ボディカラーが赤なのが、ジム・コマンド(宇宙仕様)です。
ジム・コマンドコロニー戦仕様がブルパップ・マシンガンなのに対して、宇宙船使用はビーム・ガンを装備しています。
その他、ランドセル宇宙仕様はランドセルのバーニア搭載数が多いのが特徴です。
ジム改 RGM-79
発売日 | 2010年8月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY |
ジム改は1年戦争の末期に初号機が完成して、実戦配備されました。
宇宙世紀0083年には地球連邦軍の主力モビルスーツとして運用されました。
ガンプラHGUCでは、ブルパップ・マシンガンやバズーカビームサーベルが付属されています。
プロポーションはどっしりとしたタイプで頭身バランスも良くまとまっています。
ジム寒冷地仕様 RGM-79D
発売日 | 2003年8月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 |
ジム寒冷地仕様は、HGUCとして2003年8月に発売されています。
HGUCナンバー38番。
ジム寒冷地仕様はジム・コマンドのバリエーションの1つです。
寒冷地用のチューンとして氷結対策、防寒処理を施されて拠点防衛用として北極きちなど地球上の寒冷地に配備されています。
ホワイトとグレーのボディカラーが特徴、デザインはジム・コマンドがベースとなっていて、ジム寒冷地仕様HGUCでは、下部がグレネードランチャーになったマシンガンが付属されています。
ジム・キャノンⅡ RGC-83
発売日 | 2011年6月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム0083STARDUST MEMORY |
HGUCナンバー125番
ジム・キャノンⅡは「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」に登場する、連邦軍の中距離支援用量産モビルスーツです。
大部分をジム・カスタムと共用化されていて、動力炉、基本フレームはほぼ同じ構造となっています。
HGUCジム・キャノンⅡは、ガンダムNT-1のフルアーマー・システムのチョバム・アーマーに似た重工な複合装甲が再現されています。
ジムⅢ RGM-86R
発売日 | 2011年10月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダムZZ |
HGUCジムⅢは2011年10月に発売されています。
HGUCナンバー126番
Zガンダムに登場した「ジムⅡ」の発展型、「ガンダムMk-Ⅱ」の技術も用いられているので、バックパックの形状が似ている。
HGUCジムⅢでは、両肩のミサイルポッドや腰部に装備する大型ミサイルランチャーも再現されている。
ジム・ストライカー RGM-79FP
発売日 | 2006年12月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム~戦場の絆~ |
HGUCナンバー72番、ジム・ストライカーはゲーム「戦場の絆」の登場するモビルスーツです。
ジム改をベースに、接近戦闘に特化している。敵モビルスーツとの接近時に被弾することを考慮して、着弾時の衝撃を外部に拡散する「ウェラブル・アーマー」を装備している。
装甲による重量増をカバーするために、大型バックパック、脚部スラスターが増設されています。
ジム・ストライカーのHGUCでも「ウェラブル・アーマー」を装備した武骨なスタイルと、ツイン・ビーム・スピアが再現されています。
パワード・ジム RGM-79
発売日 | 2006年8月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY |
HGUCパワード・ジムは2006年8月に発売されています。
HGUCナンバーは67番です。
パワード・ジムもジム改をベースに、大型パック、大推力ブースター、両膝用ショック・アブソーバーユニットを装備して、推力30%増ししたとされています。
パワードジムカーディアン
発売日 | 2014年10月11日 |
主な登場作品 | ガンダムビルドファイターズ |
パワードジムガーディアンはHGBFシリーズで発売されています。
機体のイエローが特徴的で、HGUCパワードジムをベースに色違いランナーと、新造形の「型アーマー」「ガトリングガン」「ヒザまわり」「バックパック+武装」などが付属されるキットです。
ジム・スナイパーK9
発売日 | 2014年2月 |
主な登場作品 | ガンダムビルドファイターズ |
ジム・スナイパーK9(ケーナイン)はガンダムビルドファイターズに登場しています。
ガンダムビルドファイターズに登場する1/144キットはHGBFというブランド名となっています。
HGBFジム・スナイパーK9は、HGUCジム・スナイパーをベースに「ビームスナイパーライフル」「ビームガン」「ヒートナイフ」と多彩な装備が付属しています。
ジムⅢビームマスター
発売日 | 2018年4月 |
主な登場作品 | ガンダムビルドダイバーズ |
ジムⅢビームマスターはガンダムビルドダイバーズに登場する、リクの親友ゆっきーの愛機です。
HGBDシリーズとして発売されています。
ジムⅢを改装したガンプラジムⅢビームマスター、ベースのジムⅢも重厚な装備ですが、さらに膝部を重装甲にカスタマイズされています。
ジム(サンダーボルト版)
発売日 | 2013年12月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム サンダーボルト |
ガンダムサンダーボルト版のジムはHGによって立体化されています。
モビルスーツ、装備も完全新規設計され、シャープなエッジのきいたディテールが表現されています。
ジム・インターセプトカスタム
発売日 | 2018年11月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD |
ジム・インターセプトカスタムは「MSV-R」に登場した機体です。
ジム・スナイパーカスタムをベースに宙間戦闘に特化しています。
付属装備はビーム・スプレーガン、ビームサーベルとシンプルな内容です。
ジム・ガードカスタム
発売日 | 2018年7月 |
主な登場作品 | 機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD |
HGジム・ガードカスタムも「機動戦士ガンダム THE ORIGIN MSD」に登場するモビルスーツです。
大型のガーディアン・シールドが特徴です。両手持ちのビーム・だが―も付属しています。
戦場の絆でのカラーとは違い、ブルーとホワイトが基調になっています。
ガンプラHGUCのジム系で最初につくるなら
HGUCシリーズでジム系をつくろうと思ったとき最初に何をつくるといいのか?
結論から言ったら、「好きなモビルスーツからでいいやろ」でしょう。
個人的には今回、久々にプラモデルを再開しようと思ったとき、子どものころには手を出すことなかった初代ガンダムの「ジム」をつくりたいと思っていました。
なので、久々に購入したのはジムとなりました。
ジムをつくって最初に思ったのは、
「ジムってこの色何だっけ?」
なんか思ってた色より青いなと感じながらつりました。
とはいえバランスのいいジムらしいスタイルは、お気に入りです。