ガンプラ MG MS-06F/J ザクⅡのレビューです。
ザクⅡは「機動戦士ガンダム」に登場するジオン公国軍汎用(量産型)モビルスーツです。
MG MS-06F/J ザクⅡは、F型とJ型にバーニアを変えることで再現できます。
パッケージはコロニー落としのシーンです。
・宇宙戦用の「F型」と地上専用「J型」が再現できる
・脚部に着脱できる3連ミサイルポッド2基が付属
■MG 1/100 MS-06 F/J ザクⅡ
・1995年10月発売
・2,750円
MG MS-06 ザクⅡ レビュー
MG MS-06F/J ザクⅡは1995年に発売されたキットです。
最新のキットと比べると、可動域や合わせ目は古さを感じさせますが、色分けはよくできていてザクらしいプロポーションも◎です。
パネルラインは程よい感じに入っています。
モノアイはクリアパーツとピンクのシールによって再現されています。
後頭部にあるツマミを動かして、モノアイの位置を変えることができます。
MGザクⅡは、アンテナパーツも付属しています。
アンテナはTVアニメタイプとリアルタイプからえらべます。
頭部の真ん中部分は、メンテナンスハッチとして開閉します。
開くとメインカメラの内部メカを見ることができます。
アニメの開き方とは違いますが、コックピットハッチもガバっと開きます。
シートにはノーマルスーツ姿のジオン兵が座っています。
頭部や胴体、脚部の動力パイプは密巻きスプリングとパイプパーツによって再現されています。
パイプパーツの隙間からのぞくスプリングがいい感じです。
MG MS-06F/J ザクⅡはF型かJ型をチョイスして組むことができる。
ザクⅡ地上用のJ型、宇宙用のF型というのは、後つけの設定ですが、こちらのキットではスラスターの大きさと脚部のサブスラスターに違いがあります。
バックパック(ランドセル)のスラスターは、それぞれ上下に動かすことができます。
外装パーツを外すと内部メカも見ることができるぞ。
脚部の一部も内部メカが再現されています。
可動にあわせて動くようなギミックはないけど、メカ感がしっかり再現されています。
足裏の造形です。
MG MS-06 ザクⅡ レビュー /武装・付属品
MG MS-06F/J ザクⅡの主な武装と付属品は、
・ザクマシンガン
・MMP-80/90 Ver.8
・ザク・バズーカ(型式番号:H&L-SB25K/280mmA-P)
・脚部3連装ミサイル・ポッド×2
・クラッカー×2
・ヒート・ホーク
ハンドパーツ
・平手左右
・握り左右
その他、ジオン兵フィギュア
武器用のハンドパーツは、人差し指、親指が独立して動くタイプです。
指の関節は動かないです。
ザク・マシンガンは、フォアグリップとスコープが可動します。
ドラムマガジンは取り外しが可能です。
スコープにはピンクのシールが使われています。
両手で構えることも可能ですが、安定感はあまりないです。
ザク・バズーカもフォアグリップとスコープが可動します。
ザク・バズーカもスコープにピンクのシールが使われています。
メインのグリップは可動しないので、持たせたときの自由度は低めです。
肩に乗せて持たせるのも難しいです。
それでも両手で構えることはできます。
フォアグリップとスコープをスライドさせて、オプションラッチに取り付けることができます。
ヒート・ホークは一体パーツです。
そのまま腰に装備することができます。
持つところにとっかかりがないので、うまいこと持たせないといけないです。
クラッカー×2は、腰に取り付けるためのジョイントパーツ付属します。
こんな感じにマウントラッチに取り付けられます。
こちら側にも取り付けることが可能です。
手に持たせることもできます。
クラッカーは、「機動戦士ガンダム」第12話でランバ・ラル配下のアコース少尉とコズン少尉が使用したのが初出です。
MMP-80/90はMS用マシンガン、90㎜実弾を射出する武装です。
この武装は、ドム・トローペンが装備していたイメージが強いけど、ザクⅡにもついているよ。
予備のマガジンも付属します。
マガジンは取り外しができます。
予備のマガジンは腰に、本体はマウントラッチに装着することもできます。
脚部3連装ミサイル・ポッドは、ストラップを使って脚部に装備します。
ポッド内のミサイルは、取り出せます。
ミサイルポッドを取り付けるには、脚部のハードポイントを使います。
脚部3連装ミサイル・ポッドはMS-06J型(地上)用の装備となります。
他の武装を携行したまま使用できる副兵装として、ザク以外にもグフやイフリートなどでも使用されています。
劇中ではガンタンクのキャタピラを破壊しました。
MG MS-06S ザクⅡのマゼラ・トップ砲と3連装ミサイル・ポッドを装備すればゲームバトオペ2のザクⅡ[重装仕様]のような装いにできます。
MG MS-06 ザクⅡ レビュー/ F型とJ型の違い
MG MS-06F/JザクⅡは、パーツを選んで組むことで「F型」と「J型」を再現できます。
「F型」と「J型」の違いをレビューしていきます。
J型は、F型の改装機です。
MGキットではスラスターの違いとなっていますが、設定では反応炉周りの基本構造が異なっていたり、それ以外に重力下でデットウェイトとなる各種装備(足裏のバーニアや姿勢制御用スラスター)を取り除いています。
ガンプラでの違いは、バックパックのスラスターが「J型(地上用)」はサイズが小さく、「F型(宇宙用)」は大きいです。
その他、脚部のサブスラスターが「J型(地上用)」にはなくて、「F型(宇宙用)」にはあります。
MG MS-06 ザクⅡ レビュー/アクションポーズ
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MG MS-06 ザクⅡ レビュー 商品詳細・定価
■MG 1/100 MS-06 F/J ザクⅡ
「MG 1/100 MS-06F/J ザクII」が登場!
● バックパックと足部のバーニアを組み替える事で、宇宙戦用の「F型」と地上戦用の「J型」を再現できる
● 胸部コクピットハッチは開閉が可能で、内部には同スケールのパイロットフィギュアまで精密に再現
● ザクマシンガン、ヒートホーク、ザクバズーカ、MMP-80マシンガン、予備マガジン、クラッカーが2個、足部に着脱できる3連ミサイルポッド2基が付属
定価 | 2,750円(税10%込) |
発売日 | 1995年10月 |
対象年齢 | 15才以上 |
MG MS-06 ザクⅡ レビューまとめ
・頭部や胴体の動力パイプがポロリしやすい
・武器を安定して持たせにくい
・程よいディテール
・武装が豊富
MG MS-06F/J ザクⅡは、1995年発売のキットということもあり、最新のキットに比べると気になるところがあるのは確かです。
しかし、付属する武器は豊富で、F型と地上用のJ型が選択式で選べたりして多彩なところが魅力です。
個人的にはクラッカーと脚部の3連装ミサイルポッドがお気に入りです。